被害者と被告は同時に会社を退社し、そののち被害者は殺害され、被告は別所でガソリン給油をしている。
しかし被害者の自動車は長都駅に放置されていた。
どうすればそれが可能か検証してみる。
二人の出発点をA、長都駅をB、被害者発見現場をCとする。
第1の方法
→→→→
→→→→ 
まず2台でAからCまで行き、どちらかの車の車中で殺害し、 被告が被害者の車を運転し、長都駅に放置。この場合被告の自動車は
Cに置きっぱなし、しかも遺体と一緒。ありえない。
第2の方法
→→→→
→→→→
→→→→ 
A地点で被害者車に二人で乗り、Cまで行き(この場合運転は被害者である)被害者車内で殺害し、被害者車を運転しBまで来る。その後歩いてAにある自分の自動車のところまで帰る。
3月の雪のある北海道で歩くことは考えられないし、A地点は会社の人の出入りがあり目撃される可能性があるため危険。
ありえない。
第3の方法
→→→→
→→→→
2台でBに向かい、Bにて被害者を被告車に乗り移らせ、 →→→→ C地点に向かいそこで殺害する。
3月の雪のある北海道で2台の自動車で「どこかへ」行こうとする時、途中で車を乗り換えるということは稀である。
もしそれがあったとしてもいつも駐車している駐車スペースが近く(駅の反対側)にあるのだから、そちらに駐車するはず。
また、二人は携帯電話で話す間柄ではないので、別個の車中同志で会話することはできない。
会社を出てから車を出発させるまでの間に「B地点停車・乗り移り」の相談をしなくてはならず、不自然。
こうやって考えると、被害者車をB地点に放置した犯人はもうひとり(共犯者?)の自動車に乗ってB地点から立ち去ったと考える方が合理的である。
尚、裁判では犯行現場に犯行時間に2台の車(「白かベージュの三菱デリカ」と「黒か紺の軽」)が停まっていた事があきらかになっている。